禁煙Part23 飲食店は禁煙した方が良いのか悪いのか

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いい加減な内容の記事に対して指摘するのが良いのかわかりませんが、以下の記事はあまりにもいい加減すぎるなと思ってしまいました。

喫煙者は減っているとはいえ、全く無視できるほどではないだろう。サイゼリヤは「サイゼ飲み」という言葉があるように、類似業種の中では酒類の販売が強い。一般的に喫煙者と相性がいいとされる「居酒屋」に近い側面があり、サイゼ飲みを楽しみながら喫煙していた客は、全席禁煙でほかの店に流れてしまったのだろう。

もっとも、禁煙化による客離れは短期的なものだろう。中長期的には喫煙を嫌う人を取り込むことが期待でき、喫煙客の離反分の穴埋めはできる。

昨年6月からほぼ全店で全席禁煙に踏み切った居酒屋チェーン「串カツ田中」は、喫煙客は減ったものの、禁煙化をアピールしたキャンペーンを実施するなどしてタバコを嫌う家族客を新たに取り込むことに成功し、既存店客数は好調に推移している。2月の客数は前年同月比6.2%増となり、5カ月連続で前年を上回った。サイゼリヤも、やり方次第で同様に新規顧客を獲得できるだろう。

サイゼリアは、飲食店としてどのカテゴリーかと言えば間違いなくファミレスであり、居酒屋ではありません。

引用していませんが、この記事には、居酒屋の「串カツ田中」との比較とは別に「鳥貴族」とも比較しており、ファミレスと居酒屋を一緒にして比較するって店舗経営コンサルタントを名乗っているのにどうなのって思ってしまいます。

 

この記事で最悪なのが、禁煙にあると書いています。

掲載元のプレジデントから「今回は禁煙を絡めて書いてください」とでも言われたのでしょうか?

ファミレスと居酒屋を比較するのはセンスがないとしかいいようがありません。

 

ちなみにあれこれ書いていますが、サイゼリアと「鳥貴族」が客数落ちていて、「串カツ田中」は客数が少しアップしているのは、一言で言えば話題があったかなかっただけの違いだと思っています。

居酒屋のほぼ完全禁煙化にした「串カツ田中」がニュースとして取り上げられる機会が増えて、「一度行ってみよう」と思った人の方が、禁煙化したから行くのをやめようと思った喫煙家よりも多かったということだと思います。

サイゼリア」や「鳥貴族」は話題になることが少なかったため客数が減ったのだと思います。

減ったと言っても大幅に減っている訳ではなく特にサイゼリアはファミレスとしてもちょい飲み利用の店としても金額も安くコスパ高い店だと思いますので、話題になることは少なくてもコスパが高い店だと認知はされているため微減だったと言えると思います。

私はランチ利用がほとんどですが、毎月とは言いませんが3か月に1回くらいはハンバーグメニューどちらか1つは変わったりしないかなと思ったりするのですが、ランチで500円、ドリンクバー付きで+110円ですから、コスパ高いです。

 

鳥貴族は利用することがないのでよくわかりませんが、上場時にジャニーズの関ジャニ∞のメンバーの父親が社長であることなど非常に好意的に取り上げられることが多く、似たような業態も少なかったため優位性があり人気を獲得しましたが、取り上げられることも減り、似たような業態が一気に増えたことにより客数が低下しているのだと思いますが、280円から298円に値上がりしましたが鶏肉の品質の違い、手作りなど他の似たような店よりも+18円出す価値は十分ある(私の友人談)というファンも多いらしいです。

値上げによる落ち込みは一巡して、回復基調になりつつある感じです。

<画像は、鳥貴族HP 2019年7月期第2四半期決算説明会資料>

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ファミレスと居酒屋を比較をするのってどうかなと思いますが、もし禁煙を絡めて仕方なしでも居酒屋とファミレスを絡めて記事を書くのであれば、今回、ほぼ完全禁煙化した「串カツ田中」の客数が増えたことに対して、禁煙化を84%まで進めている「サイゼリア」で客数が減っているのは、私としてはニュースなどで取り上げられたか否かの話題性の違いだと思いますが、それ以外に考えられる要因があるのかどうか・・・

更に言えば、「串カツ田中」は既存店の客数は増えていますが客単価は下がっていますが、「サイゼリア」は既存店の客数は減っていますが、客単価は極々ですが微増を維持していますが、この違いは何なのかを店舗経営コンサルタントであれば見解を話すべきではないかと思います。

私としては、「串カツ田中」の客単価が下がったのは、家族連れが増えたらしいので、居酒屋利用ではなく、食事利用として、来店した客が多かったためではないかと思います。

居酒屋利用であればメインはお酒であり、つまみとして食べ物を頼むため2時間ぐらい店にいて、飲んだり食べたりする人が主体だった時の客単価に比べて、家族連れの場合は、食事メインですから食べ物の注文は増えるかもしれませんが、お酒の注文はビール1本か2本程度にとどまってしまうため客単価が下がっていると予測しています。

対して「サイゼリア」が客単価を維持しているのは、ランチに関しては、ランチメニューを2つ頼む人はまずいないでしょうし、ドリンクバーをつけるか否かぐらいの差でしかなく客単価が変動する要因がなく、ランチ以外の時間帯の客単価が変動する要因だと思いますが、アルコールを頼むと言っても「サイゼリア」はあくまもでファミレスですから食事+ちょい飲み利用であり、居酒屋利用する人はほとんどいません(たまに盛大に酔っぱらっている人いたりしますけど)

サイゼリア」のアルコールもワインだとグラスで100円、500mlで399円、ビールもジョッキで399円ですから、頼んでも2杯か1杯程度でしょう。

あくまもで主体は食事ですから、客単価としては下がっていないという理由になるのではないでしょうか?

何度も書いてしまいますが居酒屋とファミレスを比較すること自体がセンスないですが、禁煙化によって居酒屋を食事の場所として利用する人が増えて、そのため客数は増えたが、単価は下がるということこそコンサルタントとして検証すべきではないのかなと思います。

 

毎年喫煙者はへっていますので 禁煙化の流れは、喫煙する場所がなくなってしまった喫煙者はどこへ行けばいいのか・・・

受動喫煙の防止および喫煙率の低下を目的に、就業時間中を段階的に禁煙にします。まず2019年4月からプレミアムフライデー(毎月最終金曜日)の就業時間中の喫煙を、次に2019年10月からプレミアムフライデーに加えて「定時退社Day」(毎週水曜日)の就業時間中の喫煙を禁止し、2020年4月から就業時間中を全面的に禁煙にします。なお、全国の事業所内の喫煙所は、本社の移転を機に、2020年10月をめどに撤廃します。

仕事中は一切喫煙禁止とするようですが、私が禁煙してから約1年経ちますが、駅前の喫煙所は撤去されるケースも増えており、見難い場所に移設されて、どこにあるのかわからないなんてこともあるようですし、喫茶店もファミレスも禁煙化になると煙草を吸う場所が全然なくなってしまいます。

吸う場所が少なすぎて、まだある駅前の喫煙所には入りきれないほどの喫煙者が殺到し、ちじこまりながら喫煙しています。

東京駅の新幹線ホームの喫煙所は、酷すぎて気を許したら煙草を他の人に当ててしまいそうなほどすし詰め状態です。

満員電車の中で全員が喫煙している状態で、長年そんな中でよく煙草を吸っていたなと思いますが、たばこが当たって服がこげたみたいなトラブルはきっとあると思うのですが、JRは改善しないのでしょうか

むしろ完全に撤去する訳にもいかず移設する場所もなく、仕方なくそのままというのが本音な感じがします。

 

全面禁煙にする会社が今後増えてしまうことでしょう。