ビジネスホテルのポイント還元はどこが一番お得か(アパホテル、東横イン、スーパーホテル)①

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ビジネスホテルの大手の場合、会員登録するとポイントカードやキャッシュバックなどのサービスがあります。

アパホテルのように宿泊料金の10%(ダイヤモンド会員の場合は11%)分がポイントとしてためることができ、現金に換えたりカタログギフトから選んで商品がもらえたりするサービスだったり、東横インのように1回宿泊すると1ポイントたまり、10ポイントたまると1回無料で宿泊できるサービスだったり、スーパーホテルのように5回宿泊すると5ポイントたまり、3,000円キャッシュバックされるサービスがあったりします。

※ダイヤモンド会員は、アパ会員になって年間10,000ポイントためるとダイヤモンド会員となり、有効期限の1年以内に1回でもポイント獲得すれば1年延長される。

 

仮に1回の宿泊費が6,000円だった場合、アパホテルの10%還元も東横インの10ポイント(10回宿泊)で1回無料宿泊もスーパーホテルの5回宿泊で3,000円キャッシュバックも10回宿泊すれば、6,000円×10回=60,000円に対して10%分の6,000円が還元されるため結局は同じサービスだと思われがちですが、実際は大きく違います。

 

アパホテルは、5,000ポイントで5,000円のキャッシュバックのため例えば6,000ポイントためて6,000円キャッシュバックされるわけではありません。

3社の比較として、30,000円分のキャッシュバック又は30,000円相当の宿泊費無料のサービスを受けるために必要な宿泊数を比較します。(1回の宿泊費は6,000円として計算するため、計算しやすい金額が3万ポイントという高額となってしまいました)

 

よくあるポイント10%還元のホテル

10%還元してくれるホテルの場合、1,000円でも10,000円でも自由に還元してくれるわけではなく、3,000円だったり、5,000円だったり決まった金額分のポイントが達成したら獲得できる場合が多い為、今回は、5,000円分のポイントがたまったらキャッシュバックしてくれる場合として計算します。

10%還元なので、30,000円分キャッシュバックしてもらうには

30,000円÷0.1=300,000円

300,000円÷6,000円=50回

 

30、000円分のポイントを達成した次回の宿泊時にキャッシュバックしてくれる場合が多い為、50回で達成し、獲得は51回目となります。

5,000ポイントたまるごとにキャッシュバックできますので、5,000ポイントがたまる宿泊費計50,000円以上使用した宿泊数の次回の宿泊にキャッシュバックしてもらうことになりますので、

50,000円÷6,000円=8.3回(9回目で5,000ポイント達成)

達成した次回(10回目の宿泊)でキャッシュバックしてもらえますので、10回目、18回目、26回目、35回目、43回目、51回目でキャッシュバックしてもらえます。

よくある10%還元のホテルで、3万円の現金を手に入れることが出来るのは、51回目の宿泊となります。

 

アパホテル(ダイヤモンド会員 ポイント還元11%)

 

※10,000ポイントを達成後にダイヤモンド会員となりますが、計算が大変なので最初からダイヤモンド会員の場合として計算 

ポイント還元11%で30,000ポイントためるのに必要な金額は、

30,000P÷0.11=273,000円

273,000円÷6,000円=45.5回(46回宿泊)

46回宿泊すると30,360ポイントたまりますので、47回目の宿泊で30,000円分(5,000ポイント×6回)の現金を得ることが出来ます。

(最後の5,000円キャッシュバック以外は、たまるごとに獲得するようにします)

 

アパホテルで、3万円の現金を手に入れることが出来るのは、47回目の宿泊となります。

 

スーパーホテル(5回宿泊で、3,000円キャッシュバック)

 

5回の宿泊で、3,000円キャッシュバックですから、30,000円キャッシュバックしてもらうには、50回宿泊すればよいということになります。

 

スーパーホテルは、3万円の現金を手に入れることが出来るのは、51回目の宿泊となります。

尚、5ポイントたまらない場合は、2回で1,000円のキャッシュバックがあったり、ポイント2倍、5倍などの宿泊プランもあるため、半端になってしまったポイントと組み合わせて5ポイントにしてキャッシュバックしてもらうことができるが、期限が毎年3月31日なので要注意

 

東横イン(10回宿泊で1回宿泊無料)

 

10回宿泊で1回の宿泊無料というシステムは、東横インが有名で、他のビジネスホテルでも同様のシステムを採用しているホテルがいくつかあります。

このシステムは、単純に考えると10%還元のホテルと同じように思いがちですが、大きく違うのは、無料で宿泊した時は、ポイントがつかないという点です。

そのため、3万円分のサービスを受けるためには、1回の宿泊費6,000円分に対して5回分の宿泊費が無料になると3万円分のサービスを受けたことになります。

5回の宿泊無料となるためには、50回の宿泊が必要となります。

50回宿泊し、その後5回無料宿泊してやっとサービスを受けたことになります。

 

東横インで、3万円相当のサービスを受けるためには、55回目の宿泊となります。

 

この比較の場合、

①よくある10%還元ホテル 51回目

アパホテル(ダイヤモンド会員) 47回目

スーパーホテル 51回目

東横イン 55回目

となり、アパホテルが一番お得ということになります。

 

しかし、この比較は、宿泊費が6,000円で統一されていて、有効期限(スーパーホテルは最大1年、アパホテルは、少なくとも1年以内に1回は利用)を考えずに比較しています。

計算しやすいように宿泊費6,000円、キャッシュバックは5,000円と3,000円の2社があったため、キャッシュバック(又はそれ相当)3万円分という高額での比較となったため、出張族でなければ年間50回以上の宿泊というのは難しいと思います。

でも高額設定での比較の為、違いというのが鮮明になったと思います。

 

この比較は、宿泊料金が6,000円という地域に3社があった場合の比較となりますので、同一地域で宿泊費も同一なホテルに宿泊する人の場合に限った比較になります。

 

しかしながら、いくつかの地域に宿泊する人も多いでしょうし、同一地域での宿泊であっても、週初めと週末の宿泊では費用は大きく違うため、宿泊料金を同一での比較というのは実際には比較としては適していないと思います。

 

ということで次回、宿泊費が違う場合の比較をしようと思います。