衛生管理者Part8 勉強方法③ 大まかな勉強の流れ
過去問を主体に勉強していくわけですが、最初は、あまりの難しさに嫌になってしまうと思いますが我慢して勉強するしかありません。
2年4回分か出来れば3年6回分の過去問を解いていきます。
その時に重要なのは、解答用紙を残しておくことです。
間違えた問題にチェックを入れ、たとえ正解しても少し悩んだ問題もチェックしておきましょう。
2回目、3回目に過去問を解く前にチェックした項目のみ解いていくことで、正解率を上げていくことができます。
1回目の2年4回分の過去問(出来れば3年6回分の過去問)を解くと、覚えないと絶対にわからない問題があることに気づきます。
例えば、
・作業主任者(主任者の項目、免許が必要な主任者と講習でよい主任者など)
・有害業務(衛生管理者、衛生工学、産業医など)
・特殊健康診断 検査項目
・健康管理手帳交付対象
・作業環境測定
・特別教育が必要な有害業務
・製造禁止・製造許可の物質
・譲渡禁止な機械
まだまだありますが、代表的なものがこれになります。
覚えなければならない項目を覚えていくことになるわけですが、私は語呂合わせで覚えていくしかないと思い、むりやり語呂あわせして毎朝頭の中で読み上げていました。
覚えなければならないことをだいたい覚えてきたら2回目の過去問解きになります。
まだまだ頭に定着していない段階だと思いますので正解率は良くて80%くらいかもしれませんが、1回目と同様、不正解の問題や悩んだ問題を繰り返し解いていきます。
案外、最初は正解だったのに2回目は不正解という問題もあったります。
受験が近づいてきたら3回目をやって、過去問は、90%以上はどれも正解しているようにする必要があります。
1回目は先に書いたとおり、初めてなので3年6回の問題で1回あたり1時間以上かかると思いますが、2回目からは、30分もかからなくなると思いますので、朝の通勤で1回、夜の通勤で1回、寝る前に1回の1日3回も十分可能だと思います。
私の場合は、朝は満員電車でスマホでもうまく問題が解けないため営業職をいかして、仕事の移動中に1回、帰りに1回のペースで過去問を解いていましたが、出張も多かったので、その時は、1日に4回とか5回解くようにして、不足分を補っていました。
子供が小さいので、家で勉強が出来ないのが私の試験勉強の最大の問題であり、出張中が、まとまった時間が取れる唯一の勉強時間となっていました。
そうは言っても最長でも1日3時間以上勉強することはありませんでしたし、そこまでしなくても十分合格できる試験といえます。
勉強期間は、1ヶ月ぐらいが良いと思います。
まとまって時間を取れる人であればもっと短くても十分合格は可能だと思いますが、通勤などの移動中が勉強時間とする場合だと、何と言っても最初の1回目の過去問が一番時間がかかると思いますし、そこから覚えるものをピックアップして覚えながら、2回目、3回目の過去問になっていくと思いますので、
1週目:1回目の過去問
2週目:覚えるリストの作成
3週目:2回目の過去問
4週目:3回目の過去問
が良いのではないかと思います。
3回目の過去問の時は、過去問の年数を増やすのもひとつの手だと思います。
でもあまり古い過去問(6年前とか)になってくると、衛生管理者って法改正が度々されていますので、正解なのに不正解なんて問題が出たりします。
ちなみに電動ファン付呼吸用保護具は平成26年に改正されて、譲渡禁止の機械となりました。そのため6年前の過去問解くと電動ファン付呼吸用保護具は譲渡禁止ではないことになっていたりします。
こういう法改正に対して、ちゃんと古い過去問も解説を書いてくれるサイトであれば良心的なのですが、解説が更新されていないサイトもありますので、注意が必要です。
ちなみに私は電動ファン付呼吸用保護具が法改正前は譲渡禁止ではなかったことは知りませんでしたし、サイトでも法改正について書かれていなかったため何故不正解なのかわからず1時間以上もあれこれサイト調べたり悩みました。
実は、保護具ではなく保護器が正解で、そういう意地悪問題なのではないかと思ったりもして無駄な時間でした。
10%程度出題される問題は以前の記事でも書きましたが、あきらめて、残り90%程度の問題は、過去問に出てきます。
答えでもない回答の1つとして登場するものも覚える必要があります。
例えば以前の記事でも書いた常温で空気中の有害物質の組み合わせとしての問題が出た時に、答えに関係なく5つとも、どれが蒸気でどれがガスなのか覚えていくことで90%の問題を解くことが可能となります。
そのため過去問が重要であり、4年8回は正解率90%超えるほどに仕上げる必要があると思います。
10年20回とかやればやるほど良いのかもしれませんが、時間がかかりすぎますので、4年8回がいいのだと思います(以前の記事でも書きましたが10年前の問題ででた回答が私が受験したときに別の問題で解答欄の1つとして出ました)
その1問のためにやるほどではありませんから4年8回の過去問の正解率を高めることに集中したほうが良いでしょう。
つづく