ランドセルPart26 土屋鞄が2019年入学分の注文受付を終了

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昨日HPが一時的に閉鎖されていましたので、そろそろかなと思っていましたが、2019年入学生向けのランドセルの注文を終了したと発表されました。

完売したから注文受付を終了したというよりも来年3月までの納入を考えるとそろそろ注文受付を終了しないといけない時期になったということだと思います。

主要モデルは完売していましたので、土屋鞄の人気は相変わらず高いと言えるのかもしれません。

 

しかしながら手作りランドセルビジネスと言うのは経営者としては怖いだろうなと思ってしまいます。

時代によってニーズが変わることへの対応と言うのは、これは仕方ないことですが、ニーズに全て併せて作ってしまっては、工房系としての価値がありません。

 

時代にあわせて変更する点と絶対に譲れない点をいかに組み合わせていくかが肝心ですし、土屋鞄は、A4フラットファイルの対応の遅れにより評判を落としてしまいました。

今年のモデルではA4フラットファイルは対応済ですが、対応がもっと遅れたら致命的になっていたかもしれません。

 

我が子は未就学前なので本当にA4フラットファイル対応でなければ困るのかが分かりません。

ネットで検索すると小学校によって、A4ファイルを使わない学校も案外多いらしく、A4フラットファイルに対応していなくても問題なかったという意見もあり、A4フラットファイルに対応しなければいけなかったのかというのは悩むところです。

 

でも大手がA4フラットファイル対応は絶対に必要ですと言って、そういう流れを作ってしまうと工房系としては、それに従うしかありません。

 

A4フラットファイル対応くらいは、すぐに対応して欲しいと思いますし、多くの工房系が対応しましたが、土屋鞄は対応が遅れた事によって、この対応の遅れはそれほど大きな問題ではなかったかもしれませんが、購入者側としては、せっかく高い買い物をしたのに、他のメーカーにはあって我が家のランドセルにはないというのは、凄く損した気分になります。

 

対応していても結果的に使わなかったとしても許されますが、対応していなかったために使えなかったというのはがっかりしてしまいますので、そういうユーザーの気持ちを汲み取れなかったと言うのは致命的ですし、こういうちょっとしたことへの対応の有無が今後大きな問題になるのかもしれません。

 

常にランドセル業界のニーズを考えないといけないのは怖いものです。