ランドセルPart18 工房系ランドセルの特徴まとめ

多分何の需要もない今更感満載の工房系ランドセルの特徴のまとめ。

 

唯一需要があるとすれば、私の下の子が小学生になる3年後に自分で書いたこの記事が3年後どのように変化しているかみるくらいでしょう。

KING OF コスパ 中村鞄製作所

コスパという表現は悪いイメージに思われるかもしれませんが、賛辞を送る意味でのコスパ最強の工房と言えると思います。

 

他の工房に決して見劣りすることない高い品質でありながら価格が安い

他の工房のランドセルと比較しても1万円程度安い。

 

偉そうなこと書いている私は実物を見た事がありませんが購入した友人は、中村鞄しかないと思ったそうです。

 

関東でラン活する上で中村鞄は外すことが出来ない1社だと思いますが、足立区は遠いです。

関東?都内?のランドセルの聖地と呼ばれる足立区には、中村鞄、土屋鞄、大峽製鞄という個人的に”関東のランドセル御三家”と思っている3社が集まっています。

 

だからこそ足立区行こうか悩んだのですが、土屋鞄は横浜に店舗があり、大峽製鞄は三越とコラボしてますから足立区にいかなくても良かったりするんですよね。

 

中村鞄だけをみるために足立区に行くのもアリかとも思ったのですが家族で行くのはやっぱり大変でやめてしまいました。

 

今年2018年も人気で、完売した商品が続々増えています。

来週ごろには主要な商品はほとんど完売してそうです。

だいたい毎年TVでランドセルの話題を取り上げるとなるとここの店が取り上げれているようです。

他の工房がビルの一室に対してちゃんとした店舗を都内にもつ工房は少ないですから中村鞄が関東の例として取り上げられるのだと思います。

 

下の子の時には是非見に行きたいと思っています。

KING OF 王道 土屋鞄製造所

 

完成されたデザインは見た人を圧倒させるのが土屋鞄だと思います。

土屋鞄については何度も書いていますが、ラン活に於いてのひとつの指標であると思います。

 

ラン活していく中で感じるのが、奇抜な色とデザインのランドセルが凄く多いと言うことです。

「こんなの買う人いるのか?」なんてデザインが多いですが案外人気が高かったりします。

それは至極当然の話で売れない商品を売るはずがない訳で、売れるからこそ店頭に並んでいるわけですが、土屋鞄に行くとデザインはいたってシンプルで、他の工房だとベーシックなデザイン+ちょっと可愛い(又は格好いい)デザインが並べて置かれていたりしますが、土屋鞄はベーシックなデザインのみで勝負しています。

 

王道と呼べるランドセルを作っている工房は多いですが王道のランドセルのみを販売しているという点では、土屋鞄だけでしょう(多分)

 

王道=ベーシックなランドセルとなると面白味がないと思われるかもしれませんが、王道の素晴らしさを土屋鞄は感じさせてくれます。

KING OF 格式 大峽製鞄

 

御用達職人のロングセラーランドセル | 大峽製鞄

大峽製鞄は、現在のランドセルの原型を作ったと言われ、学習院初等科用のランドセルを製作し、皇室御用達でもあり、格としては最上位と言って過言ではないと思います。

 

三越BEAMSとコラボしたり、ランドセルと言えば大峽製鞄なのだと思います。

 

個人的には、現在の流行に乗りきれていない感じのデザインでした。

 

トラピーズというA4フラットファイルが収納できるデザインは、他のメーカーよりも少しコンパクトにもなっていて素晴らしいと思いますが、このトラピーズは一部のシリーズのみ採用されており、全てではないんですよね。

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ちゃんと現在の流行も取り入れているのではないかと思いますが、何となく違う感があって個人的には対象から外してしまいましたが、素晴らしいランドセルであることは間違いないです。

KING OF デザイン 鞄工房山本

 

ラン活に於いて大変なの事は、親が望むデザインと子供が望むデザインが全然違うことです。

 

ラン活は、子供が幼稚園の年長(早ければ年中から)から始まりますので、子供は男の子であればヒーローもの、女の子であればプリキュアなどに興味をもつ年頃で、服とか靴を選ぶときも子供はキャラクター物を選びますが、親としてはそれだけは勘弁して欲しいと親と子のせめぎ合いが始まります。

 

ランドセルに関しても同様で、奇抜なデザインのランドセルが多い中で、一生懸命子供に「大きくなかったらこういうの嫌になるからこっちにしよう」などと説得しようとしますが、子供は完全無視だったりします。

 

そんな中で、可愛いデザインでありながら品があるデザインが鞄工房山本のランドセルです。

親もこれくらいならいいんじゃないかと思うデザインであり、可愛さとしては、ある意味控えめでありながら、子供の食いつきは凄かったりします。

 

これは山本のランドセルのデザインは品があるとしか例えようがありません。

 

もちろん、アンティークシリーズのようなモダンなデザインのランドセルも凄く良かったりしますので、やっぱりセンスが良いということでしょうかね。

 

昨年までであればあまりにも完売が早くレアなランドセルでしたが、今年はそれほどでもないようなので、KING OF デザインとしました。

 KING OF 軽量 池田屋

 

池田屋さんは、製造している訳ではないので、工房とは言えませんが、ここのランドセルはびっくりするほど軽いです。

 

他の工房のランドセルとかも”思ったよりも軽い”なんて感想があったりしますが、ここのランドセルはびっくりするほど軽いので、ここを知ったら他の工房のランドセルが軽いとは感じられません。

 

軽い事は凄く良い事なのですが、軽すぎるのが個人的に購入の決め手にはなりませんでした。

こんなに軽くて6年間使えるのか?って思ってしまうほど軽かったです。

コードバン、牛革、合皮の3種類ありますが、合皮率が高いのが軽さの理由だったりするようです。

 

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 子供にとっては素晴らしいランドセルだと思ったんですけどね。

KING OF こだわり 黒川鞄工房

 

我が家は黒川鞄のランドセルにしましたが、一目惚れで決めてしまったので、ここがこういう風に良かったというのが表現しにくいです。

良さについては、購入した時の記事に書いたとおりなのですが、他の工房よりも質の良さを感じつつ、背あての部分がハート型だったりする可愛らしさを兼ね備えたデザインで、私の希望に合致したランドセルでした。

黒川鞄は、工房系というかメーカー全体としても珍しく合皮は取り扱っていません。

牛革、コードバン、ヌメ革のみです。

中でも一番人気は、シボ牛革です。

我が家も男の子だったらシボ牛革にしていたと思います。

 

シボ牛革は凄く良かったので悩みましたが、我が子には合わないと思い、スムース牛革にしました。

シボ牛革がA4フラットファイル対応だったら、もっと悩んだと思いますが、シボ牛革は非対応だったためそこもスムース牛革にした大きな理由です。

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あと牛革では珍しく、内寸と外寸がほぼ一緒になるスクエア構造は、スムース牛革 ワイドの大きな特徴でもあります。

 

手広くやっているわけではないということなので、見る機会が少ない工房ですが、一見の価値がある工房だと思っています。