JINSで眼鏡を買ったときに思った話し


眼鏡がフレーム代だけで買えてしまうのは本当に有難いことです。

以前だったらフレーム+レンズで4~5万円だったのが、5,000円で買えてしまいます。

アウトレットセールを利用すればもっと安く買えますし、5,000円の眼鏡でも壊れることはなく、決して安っぽい感じもありません。

 

私は高校生の時から眼鏡をかけていますが、学生時代に親に買ってもらった眼鏡のブランドは覚えていませんが、覚えている限りでは、今まで眼鏡市場→ALOOK→ZoffZoffの眼鏡を買ってきました。

ばらばらの店で買っている理由は、ずばり”眼鏡が壊れた時に近くにあった店”で買っているからです。

今回は初めて壊れる前に買いに行くことにしたので、どの店で買うか選択する時間的余裕があり、またZoffにしようかなと思ったのですが、Zoffではオプション扱いの薄型非球面レンズもいいかなと思い、JINSに行ってみました。

店で眼鏡を選んでいるとさりげなく店員さんが近づいてきて、

店員さん「どういう眼鏡お探しですか?」

私「もう壊れそうになっているので、眼鏡探しに来ました」

店員さん「今使われいるのはZoffさんの眼鏡ですね。Zoffさんとうち(JINS)は同じような商品があって是非比較して選んでください」

と、JINSの店員さんなのにZoffの良さをアピールしていました。

 

店員さんの接客の自然さが気に入ったので今回はJINSにしようと頭の中では即決したのですが、店員さんがJINSの他のメーカーに負けない点として高品質のレンズが追加費用無しで選べるという点でした。

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<画像はZoffのHPより>

他社の標準レンズが球面レンズの屈折率1.55程度なのに対して、JINSでは、非球面レンズで屈折率1.60、1.67、1.70、1.74まで選ぶことが出来て、その上追加費用はなしと言われました。

 

前にZoffで買ったときにオプションの1.60のレンズにしたので、少しは分かっていたつもりなのですが、Zoffが+5,000円なのにJINSは0円ってすごいなと感心したのですが、視力を測って店員さんが選んだのは屈折率1.60のレンズでした。

追加費用0円なのだから当然の心理として一番グレードの高いレンズにしたいと思うのが普通であり、それを指摘すると

「度数が強い人には屈折率の高いレンズがお勧めだが、但しにじみがひどくなってしまい、さらに重くなってしまうため、お客さん(私のこと)にとっては、1.60が一番良いのです」

と度数の書かれた表をみせられて、確かにその表では1.60の中に私の視力は含まれるように書かれてありました。

でもその表だと半分以上が1.60で、一番グレードの高い1.74に該当する人はほとんどいないことになってしまいます。

 

追加費用無しで選べるけど、選ばせてもらえないようになっているの?って思ったら同じこと考えてる人が多いらしくブログなどで私と同じこと感じてると書いてある人もいました。(但し私がそれに気づいたのは購入後でした)

JINS社長)田中 はい。その一つが、2009年に導入したレンズの追加料金無料という価格体系です。JINSでは、一般に超薄型といわれる屈折率1.74のレンズでも0円。もちろん薄型のレンズにすると原価は高くなりますが、それは店側の都合でお客様からしたら釈然としない内容だったはずなのです。だからこそ、ゼロにしたかったのです。それまで高い追加料金を払っていた方からは、「JINSは神」なんて言われたこともありましたよ(笑)。

 

JINSの社長も薄型になるほど原価が高いことを語っています。

となれば、出来るだけ薄型は売りたくないに決まっていますので、あれこれ理由をつけて一番グレードの低い屈折率1.60のレンズを売ろうとすることでしょう。

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<画像はALOOKのHPより>

JINSのように追加費用0円としている会社やALOOKのように追加費用は発生するが、レンズのグレードが変わっても追加費用は同じとしている会社は、屈折率が高いレンズは①割れやすい②重い③にじみがでやすいなどデメリットが多いことを強調しています。

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<画像はメガネの愛眼のHPより>

対して、レンズのグレードによって追加費用がアップするZoffなどの会社は、屈折率が高いほどメリットが多いことを強調しています。

メガネの愛眼のHPを見ると屈折率1.76だと屈折率1.50に比べて厚さが半分になって、軽くなってると書いています。

画像を見れば薄さは一目瞭然であり、薄さが半分なのだから軽くなっているはずです。

 

でも不思議なのは、JINSは、屈折率1.74(JINSは屈折率1.76のレンズは扱っていません)の方が屈折率1.60よりも重いと店員さんは言っていました。

屈折率が高いとにじみも大きくなって見難くなると言っていましたが、そもそも見難くなるほどのにじみがあるような、はっきり言ってそんな欠陥品を売るのでしょうか。

そんなレンズを売っていること自体が会社としての資質が問われると思いますし、多少は、にじみが増加するのかもしれませんが、それを強調して客に伝えるのはいかがかなと思います。

 

屈折率が高くなると、薄型→超薄型と書かれており、レンズが薄くなるのは全社共通ですが、JINSやALOOKが重くなると言うのに対して、Zoffなどは軽くなると言っていますが、どちらが正しいのか疑問です。

素人考えでは、薄くなるのだから軽くなると思うのですが、そうではないことがありえるのか・・・

いずれかの会社が嘘をついていることになるのですが、どうなのでしょう。

 

折角、対応の良い店員さんに会って気持ちよく購入したのに屈折率1.60のレンズを選んだために損した気分になってしまって残念です。

実際屈折率1.74のレンズを買った人は、問題はなかったみたいですし、それよりも問題だと思うのは在庫を持っていない店舗が多いことでしょう。

在庫が店舗にないと後日受け取りになってしまいますからもう一度行く必要があります。これってお客様第一みたいに社長は語っていますけど客のことは全く考えていないと思います。(一番グレードの高いレンズを欲しいと思う客が多いのは必然ですから)

原価が高いのであれば無理せず追加費用を取ればよいと思います。

結局社長の自己満足で、追加費用0円って方針だけどみんな屈折率1.74のレンズを選ばれると利益が出ないから売らないようにあれこれ考えて売らない方法を店員が一生懸命頭を悩ましているだけではないかと思ってしまいます。

 

あれこれ好き勝手に書いてこんなこと書くのもあれですが、眼鏡は金額的にもデザイン的にも大満足です。